2025/07/19 06:35

一つ前のブログで沙羅桑の脂溶性ポリフェノールを最大限に生かした摂取方法が提案されました。


沙羅桑の脂溶性ポリフェノールは

  • 食中,食後の摂取」を
  • 少量の油脂併用」し、かつ、
  • 45〜55℃の温水で溶いて」飲む
    が最適条件です。
というものでした。
そして、さらに、

特に植物性油の使用をためらう場合には、米海軍の研究から長寿効果が高いとして重宝され始めた飽和脂肪酸でありながら必須脂肪酸候補とされる「ペンタデカン酸」を含むグラスフェッドのバターやギーを溶かしていただくと効果が大きいです。

特に腸上皮細胞(エンテロサイト)での吸収効率が改善される可能性が大きいとされています


とあり、科学的根拠を3件挙げましたが、文字数制限オーバーのため同じページに掲載できませんでした。


今回は、この3件の科学的根拠の要約を掲載いたします。


きっと、これを読んでいるうちに、皆さんの脳裏にはバター飴の懐かしい味が蘇ってくるでしょう❣️🥰


【科学的根拠(近似データ)】

牛乳脂肪(C15:0含む)+カテキン→吸収率向上(J Agric Food Chem 2008)

目的:牛乳脂肪によるカテキン(緑茶ポリフェノール)の吸収率向上効果を評価

方法:被験者にエピガロカテキンガレート(EGCG)を脂肪を含むミルクと一緒に摂取させ、血漿中カテキン濃度を測定

結果:

ミルク併用で、単独摂取に比べてEGCGのピーク濃度(Cmax)とAUCが約1.5〜2倍に上昇

結論:乳脂肪(C15:0含む)が胆汁刺激とミセル化を促進し、カテキン吸収を改善する


中〜長鎖飽和脂肪酸はフラボノイドの腸管吸収を2〜3倍に増強(Food Funct 2014)

目的:飽和脂肪酸がフラボノイド(例:ケルセチン類)の経口吸収に与える影響を検証

方法:ラットまたはヒト被験者にフラボノイドと中〜長鎖脂肪酸(C14〜C18)を併用摂取させ、血漿中フラボノイド濃度を測定

結果

  • 飽和脂肪酸併用でフラボノイドの吸収率(AUC)が約2〜3倍に増加
  • ミセル形成の指標(脂質パラメータ)も改善

結論:中〜長鎖飽和脂肪酸は胆汁分泌とミセル形成を活性化し、フラボノイド吸収を顕著に促進する


ペンタデカン酸自体も細胞膜の流動性改善→吸収率サポート効果が報告された(Nutrition Reviews 2021)

目的:ペンタデカン酸(C15:0:飽和脂肪酸)の生理機能、特に膜機能や代謝への影響をレビュー

内容

  • C15:0は細胞膜中に組み込まれることで 膜の流動性を改善
  • 流動性の向上により、膜タンパク質(キャリアやトランスポーター)の活性がサポートされる可能性
  • これにより、脂溶性物質(ポリフェノールなど)の細胞内取り込みが間接的に促進される効果も考察対象

結論:C15:0は単独でも膜環境を整えることで、脂溶性成分の吸収にポジティブな影響を与える可能性がある


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